ABOUT

八幡屋について

八幡屋の歴史

HISTORY八幡屋ヒストリー

八幡屋は、源義家公と母畑温泉にまつわる故事に始まり、明治、大正、昭和、平成、そして令和へ。
時代のうねりを超え、地域とともに歩んできた歴史があります。

平安後期(約900年前)

今からおよそ900年前、雪深い阿武隈の山々を、八幡太郎義家(源義家)とその軍勢が進軍していました。
飢えと寒さ、そして幾多の戦いに疲れ果て、義家の愛馬も足を傷めて倒れてしまいます。

そのとき、谷あいの湧き水に布を浸し、愛馬の傷にあてたところ、不思議なほどたちまち癒えていったといいます。
それが、岩間から湧き出る温泉であることを知った義家は、「これは山の神の恵みに違いない」と深く感動し、湯の湧く岩の上に母衣(ほろ)と旗を掲げ、感謝を込めて祀ったのです。

その地は「母衣旗(ほろはた)」と呼ばれ、やがて「母畑(ぼばた)」へと名を変え、今に至るまでその名を残しています。
そして、義家の愛馬が癒されたこの霊泉の地に建てられた宿こそが、私たち八幡屋でございます。

戦に疲れた人馬を癒したこの湯は、今も変わらず滾々と湧き続け、訪れる皆さまの心と体にそっと寄り添ってくれるような、やさしさに満ちた温泉です。
どうぞ、古より語り継がれるこの湯の物語を感じながら、ゆったりとしたひとときをお過ごしください。

STORY地域と歩む物語

八幡屋は「宿は地域の玄関」を掲げ、石川町・母畑温泉と共栄してきました。
訪れる方々にとって、地域の自然や文化、人々の温かさに触れるきっかけとなる宿でありたい。
地域とともに歩むことは、八幡屋の大切な使命です。

  • 里山リゾート〈帰郷邸〉に地元石を採用

    2019年オープンの別館では、町の象徴であるペグマタイトを庭園と大露天風呂に大胆に配置。
    宿泊者は石川の原風景を体感し、地域資源の価値を再発見します。

  • 婚活交流イベント「石川コン」支援

    石川地方5町村とFM局が主催する地域活性パーティーを継続支援。会場を提供し、参加カップルには郡内特産品を贈呈するなど、若年層定住と観光誘客を後押ししています。

  • 環境と雇用への投資

    新源泉「さくら源泉」開発(2014)や全館LED化(2015)で省エネと地域水資源を両立。また従業員寮・研修棟を整備し“地元で働き学べる場”を確保。お客様第一と同じ熱量で「社員第一」を掲げる経営方針が、若手のUターン就職を生んでいます。

  • 文化・スポーツ・メディア連携

    町主催のサッカー教室やTV番組ロケを受け入れ、温泉×スポーツツーリズムを促進。近年は県産食材のPR動画やクリエイター撮影会にも会場協力し、母畑温泉全体のブランド発信を担っています。